デバイスをABM または ASMに登録する方法

デバイス管理

AppleBusinessManager & AppleSchoolManager共通手順

今回はデバイスを方法をご紹介!

デバイス管理初心者向けの情報です


【合わせてお読みいただきたいHow to記事】

Appとブックでライセンスを入手する方法

DEPデバイスをMDMから割り当て解除する方法

デフォルトMDMサーバーの設定方法

管理対象Apple IDの作成

Federated Authentication:競合しているApple IDを変更する方法


◎登録方法は3パターン

  • AppleStoreの法人窓口から直接購入
  • 自動デバイス登録(Auto Device Enrollment)に対応している販売店から購入
  • Apple Configrater(MacOS専用App)を使って手動登録

事前に把握しておくべき情報は?

  • 自組織の組織ID
  • Appleお客様番号or販売店番号
組織IDとは
→ABM,ASMに登録が完了すると発番される組織を識別できる固有番号 
Appleお客様番号とは
→AppleStoreの法人窓口からデバイスを購入するとAppleから発番される
販売店番号とは
→Apple製品取り扱い販売店からの購入の際に販売店から入手できる番号

※販売店番号を持っていない販売店=Enrollmentプログラムに参加していない店舗と判断できる

参考:Apple お客様番号、販売店 ID、組織 ID を調べる


【自動デバイス登録】

こちらはデバイス購入時に自動でリストに登録できる方法です

◎AppleStore法人窓口で購入した場合

法人窓口でABM,ASMの”組織ID”を伝えて購入することでAppleが製品出荷と同時に組織に紐づいた状態(DEP登録状態)にしてくれます。

その際にAppleから「お客様番号」という固有番号が自組織に付与されます。

この「Appleお客様番号」をABM または ASMに設定することでデバイスリストが自動登録されます。

◎Device Enrollment Programに参加している正規販売店から購入の場合

こちらも同じく購入時に自組織の組織IDを伝えて購入することが重要
→購入時に必ず「販売店番号」を販売店から入手しましょう。

販売店が製品出荷時にDEP登録状態にしますが、デバイスが店舗にて開封されるようなことはありません。
システム的にDEPデバイスとして認識するようにして出荷されるということです
前述の「販売店番号」をABMやASMに設定することでデバイスリストに自動登録されます。

【手動デバイス登録】

こちらは前述の自動デバイス登録ができなかった場合の手順です

◎AppleConfigraterを使った手動登録

用途

  • 上記に記載した自動デバイス登録に対応した購入方法以外で購入しているデバイスを登録
  • もともと所有していた既存のデバイスを登録する場合
  • 何らかのトラブルで登録が解除されてしまったデバイスを再登録する場合

このような状況の場合は管理者にて手動で登録する必要があります。

それでは、具体的な手順をご紹介いたします。


所要時間: 10分

  1. Apple ConfigraterでDEP登録したいデバイスをUSBでMacに接続

  2. 「準備」をクリック

  3. 表示されたウィンドウの一番上から以下の設定で選択していきます

  4. MDMサーバを選択する画面になりますので以下の内容で設定

    初回設定時は「新規サーバー」で次へ
    2回目以降は設定済みサーバーで次へ

  5. 「MDMサーバーを定義」の項目は以下のように設定する

    名前をABMかASM、URLはデフォルトのままで次へ

  6. 以下のようにメッセージが出ますがこれが正常です

  7. トラストアンカー証明書がどうのこうのと表示されますが無視して次へ

  8. 重要:ABM または ASMの管理対象Apple IDの情報を入力します

    初回設定時:管理者の管理対象AppleID、パスワードを入力し「次へ」
    2回目以降:すでに登録のある組織が表示されますので確認して「次へ」

  9. 監視識別情報を生成する画面

    ここは新しい識別子を生成で進みます

  10. 表示させる設定アシスタントの項目を任意で設定します

  11. ここでWi-Fiプロファイルを選択し「準備」をクリック

  12. 準備処理が進みDEP登録が完了します。

    この行程でエラーがでた場合でもABM ASMにデバイスが登録できていれば無視でOKです。

以上になります。

長文をお読みいただきありがとうございました。

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